Anthia
プレデタービートル
アフリカの乾燥地帯を中心に広く生息するオサムシ科の昆虫です。
体長2cmの小型種から5cmの大型種まで存在しており、どの種も大きくがっしりとした脚を持つため動きわ非常に俊敏です。
プレデタービートの特徴として黒地の体に黄色や白色の多種多様な模様が見られ、この模様は警告色の役割を持ちます。
また大型種の一部では雄の大顎と胸部が大きく発達する特徴があります。
性格は獰猛でコオロギやアリ、コガネムシなどの昆虫だけでなく、小型のトカゲやヘビなど多様な生物を捕食しています。
また蟻酸を体内に貯めこみ、防御物質として利用することが知られており、外敵に襲われた際には酸を霧状に噴射します。
飼育例
ケージ:小型プラケージ
床材:デザートサンド・砂など
温度:25~30℃
餌:アリ・デュビア・コオロギ・ミルワームなど
備考:飼育自体は容易で、レイアウトはケージに床材を敷いて石かシェルターを置けば完成です。
基本は高温を好みますが低温にも強いため、冬季でも昼間にバスキングライトをつけておけば問題なく飼育できます。
かなりの大食漢で餌を食べれるだけ食べようとしますが、餌切れ、水切れにも強いため十分に給餌させれば、しばらく食べなくても大丈夫です。
生体の取り扱いには注意が必要です。プレデタービートの仲間は蟻酸を体内に貯め、自身に危険がおよんだ時、蟻酸を噴射します。
移動の際はプレデタービートに強い衝撃を与えないようにしましょう。