Chamaeleo calyptratus
エボシカメレオン
イエメンの高地に生息しているカメレオンです。
カメレオンの中では大型の部類に入り、大きいオスは名前の由来にもなっているカスク(頭の突起)が見事なものになります。
カメレオンは世話の手間はかかりますが独自の魅力があり、飛び出した目が左右別々に動いて虫を見つけ伸びる舌で捕らえるなど、カメレオンでしか満たせない魅力があります。
昔は神経質で弱く飼いにくいとよく言われていましたが、現在はメジャー種であればCBが流通していますし、飼育のポイントを押さえれば心配はいりません。
飼育例
ケージ:大型メッシュケージ(レプティブリーズなど)
床材:バークチップ・ソイル 無くても問題なし
温度:26~28℃ ホットスポットは30℃強程度
(レプティバスキングスポットランプ・マイクロサン・パワーサンUV)
湿度:高め 蒸れないように
紫外線:中 レイアウトで当たる所と当たらないところを作る
(レプティサン・マイクロ UV LED・パワーサンUV)
餌:デュビア・コオロギ
説明:一昔前は死にやすく神経質な爬虫類の代表でしたが、現在は繁殖個体が出回っており輸送もしっかりしているため飼育の基本を押さえておけば何も問題ありません。
最も重要なことは水をしっかり飲ませることです。水分不足になると目が窪んでいき、悪化すると舌が伸びなくなります。爬虫類の中でも水切れに弱いので、慣れないうちは霧吹きやスポイトなどで飲んでいることをしっかり確認するのがオススメです。ドリッパーや水入れにエアレーションをしたものに慣らすことも可能です。
餌は基本的に動いている物にしか反応しないので生きている物を使ってください。大きくなるのでデュビアがオススメです。